鮎ログ~~

ダライ・ラマとアライグマで、韻を踏めます。おもろい本やイケてるラッパーを紹介します。

読書がもたらす一番の価値とは?

今の人、特に若い人は、本を読む機会がすくない。

 

というよりは、

 

本よりもスマホゲーム、YouTubeやニコ動♪ツイッター

 

そんな感じでしょう!

 

本を読むことに代わって、様々な娯楽が誕生しました。




電車の中やカフェの中でも、多くの人の手にあるものはiPhoneです。文庫本ではありません。



はい。いきなりすみません!笑



ちょっと今日、本を読むことの価値ってなんだっけ?なにかあるの?みたいなことを久しぶりに真剣に考えてみました。



例えば、

 

・新しい世界が開ける

 

・自分の文章の欠点がだんだんと分かってくる

 

・文章がうまくなる

 

・その読んだ本を話題にして人とつながれる

 

 



そんなふうに色々浮かぶ中で、僕がこれだ!!と考えたことは



「もう一人の自分に寄り添ってくれること」

 

 

もう一人の自分というと、ちょっと回りくどくきこえるかもですが、要は自分の内面です。心の内です。

 

 

人って、外ではだいたいイイ顔ができるものです。それなりの笑顔で、それなりの言葉でコミュニケーションを取っていれば、大抵は丸く収まるもの。

 

しかし、自分の心の中が、顏と同じように笑っているかというと、必ずしもそうではないですよね。

 

ほんとは泣きたいほど辛いのに、しっかり口角を上げて笑うということが、人間という動物にはできてしまう。これって、結構すごいこと。それ故にしんどいのですが。笑



辛い時、人に合わせる顔がない!!でも誰かにきいてほしい!できればゆっくりと、何度も聴いてほしい!

 

そんな時こそ、本の出番です!



本には、誰にも話したことのない自分だけの独特の感情に、深く寄り添ってくれる効果があります。



自分だけでは正当化できない複雑な感情の類を、じわじわと紐解いていってくれます。



そしてその結果、現実社会に晒されることのなかった、認めてもらえなかった「もう一人の自分」を、認めてあげることができるようになる。

 

そして

 

・こんな風に考えてもいいんだ!不健全なことではないんだ!

 

そんな風に、心からホッと安心できて居場所ができる。

 



これこそ僕の考える、本の持つ最も素晴らしい価値。皆さんはどう思いますか?(*'▽')



もちろん本といっても、漫画、小説、学術書等々、色々ありすぎるのですが、

 

怪しい欲望を持った「もう一人の自分」を喜ばせてくれる本が素敵♪



最後に、芥川賞作家である田中慎弥さんの仰ってた至言を載せておきます。

 

世の中にある一流のモノで、数百円で手に入るのは本だけ。

 

 

いろんな本に触れていきましょう♪