読書がもたらす一番の価値とは?
今の人、特に若い人は、本を読む機会がすくない。
というよりは、
そんな感じでしょう!
本を読むことに代わって、様々な娯楽が誕生しました。
電車の中やカフェの中でも、多くの人の手にあるものはiPhoneです。文庫本ではありません。
はい。いきなりすみません!笑
ちょっと今日、本を読むことの価値ってなんだっけ?なにかあるの?みたいなことを久しぶりに真剣に考えてみました。
例えば、
・新しい世界が開ける
・自分の文章の欠点がだんだんと分かってくる
・文章がうまくなる
・その読んだ本を話題にして人とつながれる
そんなふうに色々浮かぶ中で、僕がこれだ!!と考えたことは
「もう一人の自分に寄り添ってくれること」
もう一人の自分というと、ちょっと回りくどくきこえるかもですが、要は自分の内面です。心の内です。
人って、外ではだいたいイイ顔ができるものです。それなりの笑顔で、それなりの言葉でコミュニケーションを取っていれば、大抵は丸く収まるもの。
しかし、自分の心の中が、顏と同じように笑っているかというと、必ずしもそうではないですよね。
ほんとは泣きたいほど辛いのに、しっかり口角を上げて笑うということが、人間という動物にはできてしまう。これって、結構すごいこと。それ故にしんどいのですが。笑
辛い時、人に合わせる顔がない!!でも誰かにきいてほしい!できればゆっくりと、何度も聴いてほしい!
そんな時こそ、本の出番です!
本には、誰にも話したことのない自分だけの独特の感情に、深く寄り添ってくれる効果があります。
自分だけでは正当化できない複雑な感情の類を、じわじわと紐解いていってくれます。
そしてその結果、現実社会に晒されることのなかった、認めてもらえなかった「もう一人の自分」を、認めてあげることができるようになる。
そして
・こんな風に考えてもいいんだ!不健全なことではないんだ!
そんな風に、心からホッと安心できて居場所ができる。
これこそ僕の考える、本の持つ最も素晴らしい価値。皆さんはどう思いますか?(*'▽')
もちろん本といっても、漫画、小説、学術書等々、色々ありすぎるのですが、
怪しい欲望を持った「もう一人の自分」を喜ばせてくれる本が素敵♪
最後に、芥川賞作家である田中慎弥さんの仰ってた至言を載せておきます。
世の中にある一流のモノで、数百円で手に入るのは本だけ。
いろんな本に触れていきましょう♪