0点主義~日常に転がる無駄を味わいつくす方法~
お久しぶり!(*'▽'
今回も本の紹介!
僕は現在仕事で不登校支援に関わっていることもあり、
漠然とした「生き辛さ」を少しでも解消してくれるような本、新たな生き方や考え方をテキトーに示してくれるような本をチェックしています。
そして、今回紹介するのはこの本!!
0点主義。昔よくテレビに出られていた(トリビアの泉とか)、荒俣宏さんという方が書いています。
この本、余り知られていないですが、かなりの名著。
読むとほんとに人生に対する考え方が楽になります。
この本は、日常に溢れる「壮大な無駄」を愛する力を育んでくれる。
うまく生きるコツ、仕事で成功して金持ちになるコツではなく、人生の隅々まで楽しむ方法を教えてくれる。
そんな本です。
この本のはじめには、こんな文章がある。
「好きではないのにしなくてはならなくなったことを、好きなことに変えることができる」
ほう。興味深いですね。そんなことほんとにできるんかい?って、読者は思うでしょう。
そして、期待を込めてページを捲ってゆく。読み終えるころには、
「苦手なこと、嫌いなことをやってる時も、とにかく”豊かなんだ”」
きっと、そんな風に思えるでしょう。
テストで100点をとるために身に着けた知識などではなく
他人から無意味だ!無駄だと言われ続けたあなただけのニッチな知識や能力や特技、それが社会に出た時、びっくりするほどの力となってくれる!
全てのページを通じて、そんなことを主張しています。
「おい!そんなにゲームばかりやってないで少しは勉強したらどうだ?」
親からそんな風に言われた時、胸を張って
「言ってしまえば、これも勉強だよ。学校の勉強よりもずっと大事な勉強さ」
と言えるでしょう。この本を読んだなら!
もちろんそんなことを言えば親は起こるでしょうが……笑。
ほんと、この本にもしこたま書いているのですが、
「実質的に役に立つこと、効率のいいことばかりを突き詰めるだけの人生なんて、つまらない!!」
人間はロボットじゃないです!
役に立つ勉強や世渡りのコツばかり考えるのではなく、自分だけで密かに楽しんでいるニッチな趣味、自分の苦手なこと、嫌いなこと、無謀なこと、アホなこと……。
そういったものをすべてひっくるめた上で、全部を味わい尽くしちゃいましょう!
この本は、あなたの人間的な魅力を発掘してくれる最良の書です。